地下水流向流速計は、地下水の流れる方向(流向)と速度(流速)を1本のボーリング孔内で同時に計測できる特殊機器です。
この流向や流速は、「電位測定法」を元にした当社独自開発の装置によって高品質に計測することができます。
その計測は、高精度かつ低流速(1.0E-5cm/sec)まで測定が可能です。
国内において、この精度の計測を実現することができるのは、当社装置しかありません。
さらに、一人で計測できるポータブルな形状に改良したことによって、高精度でありながら低価格を実現しました。
計測装置
計測状況
検層装置
計測概念図
計測結果
光ファイバー
当社では、光ファイバー技術を存分に活用し水位計、変位計、圧力計に応用した計測を実施しています。
さらに、当社が大学と共同で開発している新型の土壌水分計にも応用し、データ計測の他、データ通信などにも幅広く応用しています。
大水害で注目されている河川堤防においても、堤防内水位計測データは、落雷と豪雨に見舞われながら過去10年以上の長期計測を実現しています。
今まで余り計測されてこなかった豪雨時の河川水位と堤防内の水位の関係も計測されており、河川堤防の安全性管理を行う上での貴重な情報を提供しています。
光式水圧計を利用した河川堤防での地下水位観測の一例
光ファイバーを利用した層別沈下計の一例
今まではできなかった地域全体をコンピュータの中にモデル化し、超多数シナリオを計算する。
多量に出力されるデータを効率よく処理する。当社は、これからの数値解析ニーズに答える解析ツールを揃えています。
数値解析対象は、当社が得意とする地盤と構造物が相互に関わる問題です。
例えば、地震による地盤の変形と構造物の関連を予測する解析(地盤変形解析、液状化解析)や地下構造物に関わる地下水の流れの影響を予測する解析(浸透流解析)など、多くの複雑問題を解決できる情報を数値解析によって提供しています。
広域地盤の液状化と地盤変形シミュレーション
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当社は、地盤・地下水・建物の分野において、長年に渡り技術の蓄積と開発を重ね「技術力」で維持・発展してまいりました。
当社では、山梨県上野原市に技術研究所を構え、様々な調査機器の開発に取り組みながら、さらなる技術の高度化を目指しています。技術研究所には、地下水圧環境や温度環境を模擬できる試験孔や設備を設け、調査機器の実証試験などを行うなど、実務に即時対応可能な体制を整えています。