タイトル

井戸の修理と維持管理!


こんにちは!(*´∀`*)ノ


冷静と情熱の間の男、井戸おやじこと、
アサノ大成基礎エンジニアリング
杉山明です。

人生いろいろ、男もいろいろ、
女だっていろいろ・・・
と歌った島倉千代子さんが
先日、亡くなりました。

おやじが子供の頃、飲んべの親父達
がファンでした。
ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、井戸おやじも久々の更新から第二弾。
お会いする方々からは、確か5月の連休頃に、
地盤沈下がどうのというブログがあったが、
その後、どうなった?というご指摘を頂きましたが、
おやじは元気にやっております。

ただ、一部の方に好評だった
ススキノの女性の写真は相変わらず
載せられません。。
会社って組織はめんどうなところですね。

そんなこんなで記事を書くモチベーションが
ガタ落ちで(笑)...申し訳ございませんでした。

冗談はさておき、おやじもいろいろあって?
半年のブランクが空いてしまいました。
遅れを取り戻すべく、
今回は井戸の維持管理と補修
についてお話します。

井戸もいろいろあって、何十年も問題なく
お使いいただいているものもあれば、
掘ってからすぐに水の出が悪くなって、
支障をきたすものもあります。

国内の建造物に対して、
国土強靭化計画との言葉も
耳にする昨今ですが、

反対に言えば、そうしなければならないほど、
建物や道路・橋・トンネルなどの
構造物が老朽化しつつある状況のようです。

建設後、40~50年以上経過し、
その維持管理・補修に少なからぬ費用が
かかるようになりました
もちろん経済的に簡単に新設はできません。

井戸の場合も、弊社で管理している井戸の中でも、
古いものは昭和30年代に掘られた
長寿命の井戸もあります。

井戸の寿命は、水質等にも左右され、
一概には言えませんが昔の
経済企画庁の調べでは
25年程度とされてきました。

しかし、現実には40年以上、
稼働している井戸が存在します。

すでに元は取っている(償却期間は過ぎている)
とも言えますが、井戸も頑張っています。

井戸の維持管理は、揚水量・水位・水質
監視しながら取水能力に見合った取水を
することであると言われています。

よく人間の健康診断カルテに例えられ、
井戸管理台帳(カルテ)を作成して、
機能診断を行い、必要に応じて修復や
改修工事を行うことが大事であると思われます。

人の場合もそうですが、
ご承知のようにおやじも同じく(痛風に泣く!)
健康維持・管理はよいとわかっていても
出来ていないのが現実です。

井戸を井(胃)カメラで覗いてみましょう。
先ずは健康な井戸から。
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[上:正常な状態の井戸内部※スクリーン]
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[上:同側視図

設時の状態に近い、きれいな井戸です。


次に経年の進んだ(老朽化)井戸の場合です。
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[上:スケールでスクリーンが閉塞してしまった井戸]
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[上:破損した井戸パイプの継手]

上の写真は井戸の中の取水口となっている
スクリーンがスケールで閉塞しています。

次の写真ではパイプの継ぎ目が
腐食して穴が開いており、外の砂利か
あるいは地層の砂利が見えています。

このような状態になると、一般的には
水量が少なくなったとか、
汲み上げに伴い、砂や砂利も一緒に
上がるようになったとか、井戸障害がみられます。

しかし、中にはこの状態でも水量・水位・水質に
変化のない場合もあります。
地上からは見えません。

それでもこの状態を放置しておいて、
急に水が出なくなった」では困ります。

おやじも最低の健康管理ですが、
毎年の健康診断は受診しています。

貴社の井戸も一度、井戸診断
実施してみてはいかがでしょうか?

ポンプの故障は、水が上がらなくなったとか、
ポンプの絶縁が低下しているとか、
地上からの確認でわかることも多く、
家庭の電化製品ではありませんが、

大体10数年程度で、モーターの寿命がきて
新品と入れ替えることが多いのですが、
井戸の中までは見ないで済ませてしまう
ケースも多いかと思います。

おやじのようにならないためにも
定期的な井戸診断の実施を
お願いいたします。

数十年を超える長期間にわたって
稼働している井戸は、素材の多くが
配管用炭素鋼鋼管でできており、
腐食により錆が進行して劣化、

あるいは地震時の横揺れなどによって
溶接継手に亀裂が生じたりして、
井戸の採水層(スクリーン)以外の
地下水(主に上部地下水)が
井戸内に流入することがあります。

深井戸は、水を透しにくい粘土層などの
下にある帯水層から取水することで、
地上からの汚染を受けにくい
構造になっていますが、

老朽化によりケーシング途中の
亀裂から上部地下水が流入した場合、
ハイテク工場が発生源となるような
有機塩素系溶剤による地下水汚染などの
汚染拡大を進めてしまうことになります。

井戸を使わなくなったので、
どのように処理したらよいか
という相談を受けることがあります。

廃棄・放置された老朽化井戸は、
地下水汚染の温床となるとも指摘されており、
適切な遮水工を施して、水質汚染のリスク
なくす必要があります。

以前にも触れましたが、地下水は貴重な
循環型水資源であり、一度汚染されると
回復が困難であることから、

井戸の所有者または利用者や関係者の間で、
水循環保全の意識を共有し、
長く地下水利用を図っていきたいものです。

井戸の維持管理・補修をテーマにしましたが、
今回はその第一弾として、井戸の老朽化と
管理診断の必要性について考えてみました。

次回、井戸の補修例について
お話したいと思います。

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最近のニュースから、おやじの心を打った一言を一つ!
東北楽天イーグルス優勝の原動力のひとつに
フロント代表の"熱い"人間性、

弊社と関係の深い某大手商社の社内報に載った
"熱くて、悪いか。"のスピリット、
皆様、冷めていませんか?

今、熱いですか?

じぇじぇじぇ、井戸おやじ復活です~!!

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