こんにちは!
井戸おやじこと、アサノ大成基礎エンジニアリングの杉山明です。
いよいよ4月、新年度が始まりました。
気持ちを新たに、この1年をスタートしましょう!
東京などはもう桜が散り葉桜ときいておりますが
北海道の桜はこれから満開を迎えます。
毎日新たな気持ちを維持している方は別ですが、
ややもすると、おやじのようにマンネリと惰性に流
されてしまいがちな方も多いのではないでしょうか。
区切りの4月は、いい機会ですので、
ここはひとつ一念発起してみましょう!
社内でも社員一人ひとりの成長を大事に考え、
その成長のためには何が必要か?
キーワードに出会い・変化・選択・覚悟・行動を
取り上げています。
ブログを読んでいただいた方には、
すでにお分かりとは思いますが、
おやじも懲りない性格はなかなか変えられず、
寄る年波もあり、新しいことにチャレンジする
気持ちが足りないかなと。
若い方には失敗を恐れずに
行動していってほしいと思っています。
そこで、おやじも・・・・・・・
断酒・禁煙宣言を!!
すみません・・・
これはもう少し先にさせて下さい!
今回も北海道のおいしい料理でごまかします??
【厚岸産生牡蠣の旬は12~2月ですがまだ】
ところで今回は、弊社の得意とする温泉に関する
話題としてその泉質について取り上げてみました。
【泉温50℃×毎分200㍑×その泉質は?】
~泉質のおはなし~
泉質のお話しの前に、温泉とはどのようなものを
指すのか見てみましょう。
■温泉の定義
温泉法第2条で「温泉」とは、地中から湧出する温水、
鉱水及び 水蒸気 その他のガス(炭化水素※1を主成分とする
天然ガスを除く) で別表に揚げる温度又は物質を有するもの。
と定義されています。
※1:炭素原子と水素原子で構成された化合物の総称で最も
構造の単純なものはメタン:CH4
ここで、温泉法から別表を示します。
別表から、温泉源から採取された時の温度が25℃以上あれば、
成分に関係なく温泉となります。
この定義は、昭和23年(1948年)に温泉法が制定されてから
変わっていません。
温泉の分析方法は、「鉱泉分析法指針:環境省自然環境局」
によって定められています。
同書では、温泉法による温泉は
「鉱泉の他、地中より湧出する水蒸気及びその他のガスを
包含する定義」
であるとして、鉱泉という言葉を使っています。
そして、その定義は...
「鉱泉とは、地中から湧出する温水及び鉱水の泉水で、
多量の固形物質、またはガス状物質、もしくは特殊な物質を含むか、
あるいは、泉温が源泉周囲の年平均気温より著しく高いもの」
としています。
また、鉱泉と常水の区分は先に示した温泉法による別表に従う
としていますので、温泉と鉱泉は、あまり変わらないようですが、
「鉱泉分析法指針」を参考とする本ブログは、「鉱泉」という
単語を使います。
鉱泉の分類には、① 泉温の分類。② 液性の分類、③ 浸透圧の
分類があります。
以下にその内容を示します。
①泉温の分類
鉱泉が、地上に湧出した時の温度、または採取したときの温度を
泉温といい、泉温から次表のように分類されます。
②液性の分類
鉱泉の液性を湧出時のpH値から次のとおり分類されます。
③浸透圧の分類
鉱泉の浸透圧を、溶存物質(ガス性のものを除く)または
凝固点(氷点)により次のように分類します。
上記による分類は、成分分析により、「療養泉」と判定されると
泉質名とともに併記され、
例えば
泉温43℃
PH値7.1
溶存物質9,000㎎/㎏
の鉱泉ですと、「等張性 中性 高温泉」となります。
「療養泉」とは何でしょう。
鉱泉分析法指針によると、
「鉱泉のうち、特に治療の目的に供し得るものを療養泉とし、
下表より定義する。」とされています。
温泉の分析表には、成分などが記載される「温泉分析書」
と禁忌症や適応症が記載された「温泉分析書別表」があります。
この別表は、すべての温泉に出るものではなく
上記の「療養泉」となった温泉にのみ出されるもので、
いわゆる「効能書き」です。
「浴用・飲用の禁忌症、適応症」、「浴用・飲用の一般的注意事項」
などが記載されています。
それでは、療養泉にはどのような種類があるのでしょう。
主なものを下表に示します。
(鉱泉分析法指針より抜粋)
温泉法第18条では、「温泉を公共の浴用・飲用に供する者は、
施設内の見やすい場所に、温泉成分、禁忌症、入浴又は飲用上の
注意及び入浴又は飲用上必要な情報として環境省が定めるものを
掲示しなければならない。」としています。
見やすい場所とのことで脱衣所に掲示している
施設が多いようです。
いつも行く温泉の泉質を確かめてみてはいかがでしょう。
参考:温泉法
鉱泉分析法指針(平成26年改訂版)
今回もお読みいただきありがとうございました。
by井戸おやじとその愉快な仲間達でした。
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