タイトル

掘井戸と水みち


こんにちは!ヽ(*゚▽゚*)ノ


井戸おやじこと
アサノ大成基礎エンジニアリング
杉山明です。

7月7日は七夕でした。
楽しい夜を過ごせたでしょうか。

大正末期のこの日は、
井戸替え作業、
水をすっかり汲み上げて
釣瓶井戸を掃除する
行事の日だったようです。

ところで6月29日に
「北の国から」や「太陽にほえろ」
などの出演で知られた俳優
「地井武男」さんが
亡くなりました。

翌日の追悼番組で「ちい散歩」と
遺作ドラマ がテレビ朝日系で
放送されました。

いずれの番組でも、東京下町の
谷中が 舞台でした。

谷根千(やねせん)と呼ばれる
谷中、根津、千駄木を
散歩の途中、谷中1丁目に
昔なつかしい井戸のある
風景の映像が流れました。

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井戸は手押しポンプがのった
掘井戸で、かつては井戸の
まわりで洗濯しながら、

まさに「井戸端会議」
花を咲かせる女性たち
の姿を思い浮かばせました。

地井さんのご冥福を
お祈り申し上げます。

さて、わが社の本社ビルは
日暮里駅から歩いて谷中銀座
を通り抜けた場所にあり、
何か不思議なを感じたのは
おやじだけだったでしょうか。

前回のブログでは「地下水の基準
というテーマでお送りいたしました。

今回は「堀井戸と水みち」という
テーマで、どのようにして井戸に
水が溜まって
いくのかを
お話ししたい と思います。

東京の台地(武蔵野台地など)には、
かつて掘井戸(浅井戸)が数多く
掘られていました。

台地の上に降った雨は地表から
ローム層を通って浸透し、
その下の粘土層で遮られて
ローム層の中に溜められ、
貯留・流動しています。

掘井戸の深さは大体3~5m位、
深いところでは10m位
もありましたが。

過去に、この手掘りの古井戸
について、 トンネル工事の
影響調査のために、調べる
機会がありました。

民家の庭での作業でしたが、
井戸の深さは5m程度、
地面の下1m位には、
コンクリート枠が
ありましたが、

その下は、お寺の釣鐘状の形
で素掘りされており、深い方
が広くなっていました。

この中の水をポンプで空に
近い状態まで、 汲みだして
井戸の中に水が入ってくる
様子を 見ていましたが、

例えが悪いのですが、
水は「小便小僧」のように、
何本もの水の筋となって
流れ込んできていました。

ロームの中に根を張った
植物の根を 水みちとした
ものもありましたが、
根とは関係のなさそうな
穴からの出水もありました。

ローム層は富士山の火山灰が
降灰して堆積したもので、
関東ローム層と総称されて
いますが、 こういった
水みちが形成されて
いるようです。

はじめは井戸の壁全体から
浸み出してくるような
イメージをもっていた
のですが、 まったく、
違った現実に驚いた
ことがありました。

水みち的な流れの
一例です。

次の機会に砂礫層
水みちについて、
お話してみたい
と思っています。

弊社では、この水みちの
流れを古くから注目しており、
地下水の流向流速計
開発したパイオニアです。

必ずしも本や教科書どおり
には流れない 地下水の
特徴をよく理解して、
上手に地下水を利用
していきたい ものです。

先日、久しぶり(2か月ぶり)
に大阪に出張しました。

暑い一日を終えると、
「井戸おやじ、北新地に帰る」
とあいなり、

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行きつけの酒飲み処で
涼んでまいりました。

写真の奥にある鏡に
おやじも映っていますが、
きれいどころの希望で?
ピントがややボケています。

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水のみち、酒のみち、女のみち、
王道を極めるには、まだまだ、
修行が必要です。

これからも続く井戸おやじの
つぶやきにお付き合い下さい。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

質問・感想などをコメント欄や
twitterに 載せて頂けたら 嬉しいです。

次回もお楽しみにー(゚∀゚)ノ

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