こんにちは!(^^)!
井戸おやじこと、
アサノ大成基礎エンジニアリング
の杉山明ですφ(´ー`*)
ブログをご覧いただき、
ありがとうございます。
記念すべき第1回目の井戸端会議
では、「さく井」について、
お話したいと思います。
ひとくちに「さく井」と言っても、
一般の方にはなじみが
薄いかと思います。
ここでは、まず基本的な
事柄をご説明します。
●さく井とは?
さく井とは、
①さく井機械等を用いて、さく孔、さく井
を行う工事。
②またこれらの工事に伴う用水設備等
を行う専門工事
を指します。
さく井という言葉を辞書で
引いてみると・・・
①井戸を掘ること
②試錐(しすい)
③掘抜き井戸で特に深いもの
●「さく井」言葉の由来
語源は一説によると、明治44年に米国から
動力掘さく機を購入したとき、便宜上で
命名されたと言われています。(英名/WELL)
現在では、一般的に
「さく井工事業(さくせい)」
と業種表記します。
ちなみに「鑿(さく)」という字は「のみ」
とも読み、大工さんが使う「ノミ」
を意味します。
●「さく井」どんな文字を使っているの?
「さくせい」を漢字で書くと、
鑿井と書きます。
でも、「鑿」の字が常用漢字外で
書きにくいため、業界関係者は
「さく井」とまぜ書き
することが大半です。
ということで、本ブログでも
「さく井」と表記
することにします。
●さく井工事の種類
国土交通省の建設業許可
における「さく井工事業」の
例示として、下記の工事が
あります。
・さく井工事
・観測井工事
・還元井工事
・温泉掘削工事
・井戸築造工事
・さく孔工事
・石油掘削工事
・天然ガス掘削工事
・揚水設備工事 など。
さてさて、「さく井」を連呼し過ぎて
疲れてきたので実際の現場写真を
ご覧にいれます。
埼玉県川口市にある神根浄水場での
現場風景です。
掘削に使用するボーリングマシンです。
掘削深度や地盤の状況にもよりますが、
ハイパワーなものが必要となります。
マシンの先端のビットと呼ばれるものです。
こいつでガリガリ掘っていきます。
赤色が映えてますね~♪
これは、掘削した穴に設置するスクリーン
というものです。ただの鋼管ではなく、
よーく見ると、地下水が流入する
ような仕組みになっています。
こちらも似たような管材ですが、
水は通っていきません。
ケーシングと呼ばれる、
井戸配管です。
実際の掘削状況です。簡単に掘っている
ように見えますが、安全対策はもちろん、
場合によっては防音対策も行います。
掘削が終了したら、仮設ポンプを設置して
水質調査、水量の回復調査をします。
(※場合によります)
いい感じで水が出てますね~( ̄▽ ̄)ノ
これで問題無ければおニューの
ポンプを設置します。
ポンプには様々な種類がありますが、
今回のポンプはこんな感じです。
(わかりづらくてスイマセン...)
ぱっと見ではポンプだと
わかりませんよね。
色々飛ばしましたが
現場完成写真です。
この現場の場合、汲み上げた地下水を
地下配管を通して使用しているので
何だか井戸っぽくないです。
制御盤を設置して地下水の汲み上げ
を制御しています。
一足飛びで説明致しましたが、
さく井にはこれ以外に沢山の
工程があり、
かなり綿密な計画を立てて
臨む必要があります。
さく井を考えてらっしゃる方は、
是非井戸おやじにご相談を。
答えられることは何でも答えますよー!
以上、今回はさく井についてのお話でした。
井戸おやじの井戸端会議は如何でしたか?
感想をツブやいていただければ嬉しいです。
次号は老若男女誰もが大好きな「温泉(開発)」
についてご紹介します。
お楽しみに!((o(^∇^)o))
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