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ホーチミン市のメトロ1号線:現代的な公共交通機関への第一歩

みなさん、初めまして!

ATKの海外拠点、ベトナム・ホーチミン市に駐在しているNGUYEN THE DUCです。ドゥックと呼んでください!
今日は、皆さんにぜひお伝えしたい話題があります。

それは、「ホーチミン市のメトロ(地下鉄)」についてです!
日本ではメトロってとても身近な存在ですよね。
そして何より嬉しいことに、長年待ち望まれていたホーチミン市のメトロが、ついに正式に運行を開始しました!

これは本当に記念すべき出来事で、僕自身もワクワクしながら皆さんにご紹介したいと思います。

ホーチミン市地下鉄1号線の開業

2024年12月22日、ホーチミン市初のメトロ「ベンタイン-スイティエン線(1号線)」の運行がスタートしました。
このプロジェクトは10年以上にわたる努力の結晶で、市民に現代的で便利な交通手段を提供するだけでなく、都市交通の発展に新しいページを開いたんです。

ホーチミン市が一歩進んだ瞬間を、ぜひ一緒に感じてみてください!

1号線の特徴と利点

この1号線、実はすごいんですよ。

・ルートと距離: 2012年8月28日に着工され、全長約20km。ベンタインからスイティエンまでを結びます。

・エリア: 1区、2区、ビンタイン区、9区、そしてトゥードゥック市を通過。所要時間はわずか30分!

・時間短縮: 従来1時間かかっていた移動が半分に。時間が節約できるのは本当にありがたいですよね。

・効率性: 各駅の停車時間はたった30秒。サクサク進みます。

・安全性と技術: 高水準の自動化システムで安全性と効率性を確保。欧州と日本の基準に準拠し、日立製の車両を使用しています。

・収容力: 自動運転で1編成あたり約930人も乗れるので、通勤ラッシュでも安心。

特にベンタイン駅は、市内ネットワークのハブとして、他の路線との接続ポイントになる重要な駅なんです。

さらに、このプロジェクトは交通渋滞の緩和や排ガスの削減にも貢献。
持続可能な都市開発と経済成長を後押しする、まさに未来を見据えたインフラです。

のメトロ1号線の感想

実はこの1号線、日越7社で構成されるNJPTが手がけたプロジェクトなんです。
三井住友建設、清水建設、前田建設、住友商事といった日本の大手企業が建設に関わり、車両や信号システムは日立製作所が担当しています。
だから、駅構内に入ると「日本の鉄道駅みたい!」って感じるんですよね。

視覚障害者用の点字ブロックがしっかり整備され、手すりや案内板にも点字が配置されているのは、日本でよく見る風景そのもの。

僕は以前、日本で7年ほど暮らした経験があるんですが、新宿や大阪の駅にいるような懐かしい感覚を覚えます。

列車が来ると、乗客が整然と並んで、列車から人が降りるのを待ってから乗る姿が印象的。混雑や押し合いがなくて、すごく秩序正しいんです。

車内は静かで揺れも少なく、清潔で快適。座席もゆったりしていて、電子画面で次の駅が分かりやすく表示されます。案内放送もクリアで聞きやすいですよ。

この路線はホーチミン市の中心部と東部をつなぐ重要なインフラで、今後の交通改善に大きな期待が寄せられています。

将来的なネットワーク構想

ホーチミン市のメトロは1号線で終わりじゃありません!
スオイティエン駅からビンズオン省への路線延長も検討中。

これが実現すれば、都市と周辺地域の経済発展を支える基盤になります。
さらに、2035年までに7路線、総延長355kmを完成させる計画が進行中。その後10年で510kmまで拡大し、包括的な交通ネットワークが出来上がる予定です。

将来的には、バス高速輸送システム(BRT)、電気バス、都市間鉄道との統合も計画されていて、移動がもっと便利になる日が楽しみです。

ホーチミン市のメトロ1号線は、ただの交通手段じゃないんです。

日本の技術とベトナムの成長が融合した、まさに「未来への第一歩」。

日本で暮らした経験を持つ僕にとって、このメトロは故郷と日本の架け橋のように感じられます。

皆さんも機会があれば、ぜひ乗ってみてくださいね!


NGUYEN THE DUC
ホーチミン市より

2025年3月

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