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シンガポール国際Water Week 2014

こんにちは、シンガポール在住の "Yoshi" です。

先日より、いよいよW杯サッカーが始まりましたね。
残念ながら、いまのところ1分け1敗、
どうやらグループリーグ敗退の可能性が高くなっています。

シンガポールは、日本と1時間の時差(-1時間)なので、
出勤前に試合のTV観戦が可能です。

ちなみに、SingtelTVという有料TVに契約すれば
TV視聴が可能ですが、通常のTVでは見れません。

しかしながら、街中の至るところでパブリックビューイング
があるため、見る場所にはさほど困りません。

特に集合団地のComunity Centerが観戦のために開放
されている点は、政府の行き届いた配慮を感じます。

さて、今回は6/2-6/6間にシンガポールで行われた
「国際水週間」の模様をお伝えします。

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実はこのイベント、単独で行われたわけではありません。
" World City Summit" と "Clean Enviro summit"
と合わせて同じ会場で開催されていました。

この意図は、これからますます世界中で都市化が進み、
人口が増えていく中で、解決すべき課題も都市に集中しており、
特に水の確保、生活環境の向上が最重要課題である、
とシンガポール政府が認識しているためです。

今世紀中ごろには、世界の全人口のうち70%が都市に
住むようになることが予想されます。
水の確保、生活環境はシンガポールに限らず、
全世界共通の課題です。

これらのイベントは、大きく分けて、
①Exhibition, ②研究発表、③サイトツアー
に分かれていました。

①Exhibitionでは、水処理に関する最新テクノロジーの紹介をはじめ、
政府機関PUBの水確保の取組紹介、学生による自由研究など、
産-官-学の連携で水問題に取り組む姿が印象的です。

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もちろん、日本企業の参加していましたが、欧米企業の出展も目立ちます。
また、シンガポールベンチャー企業の出展も多くみられました。
そして、中国企業も多く参加していました。

当日配られた新聞によると、XylemBEWG(Beijing Enterpriises Water Group)
など中国企業はシンガポールにアジア拠点の設置
を決めたことがアナウンスされました。

また、リーシェンロン首相は、開催期間中に総額145億Sドル(約1.2兆円)
もの取引が行われたと発表しています。

この中には、PUB(シンガポール公共事業省)
と民間企業の研究開発の基本合意や、

シンガポール企業とベトナム間で取り交わされた
水処理プラントプロジェクトなどが
例に挙げられています。

毎年盛り上がりを見せるシンガポールWater Week。
世界中から最新技術・人材を集めて
自国の活力を活性化させる一方、

自国企業の世界進出をしっかりと
バックアップするイベントになっています。

慢性的な水不足という負の条件を克服すると同時に、
それを通じて養った力をプラスに変える姿は、
日本も見習わなければ、と感じた1週間でした。

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以上、ブログを読んでくださりありがとうございました。

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